Hida Satoyama Cycling blog

拠点とする飛騨古川を中心に飛騨地方の話題を交えてその日その日を書き綴ります。

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がんばろう

以前のエントリでもご紹介させていただきましたが、
昨年度から、旧町村市街地を除く地域を対象に、
飛騨民家の実態調査を行っています。
今年度は高山市国府町を調査範囲に設定し、
およそ170件の民家について調査を行いました。
現在はまだデータを取りまとめ中で詳しい報告は出来ませんが、
調査の中では今まで知らなかった貴重なお話を聞くことが出来ました。

また、国府町は今も人口が増加傾向にあり、
古い民家にお住まいのご家庭でも、
住み継ぐ人がいない家は、
飛騨市の場合と比較するとずっと少ないことが分かりました。
理由としては旧高山市に地理的に近いことと、
高山市が景観保全地区の内外を問わず古い民家の保存に力を入れており、
住民にもその意識が浸透していることが考えられます。

私は飛騨市出身なので、飛騨市も同じような状況になればなぁと思いますが、
大きな民家を守っていくことには、その規模に比例して非常にお金がかかります。
「でい」や「おえ」など、今では使われなくなってしまった部屋が、
家屋の述べ面積の約半分を占めていますし、
柱の少ない養蚕民家の構造に対し、その耐震強度を不安視する方も多いです。
みなさん、今回の地震でその不安を更に募らせたことでしょう。

実際問題、飛騨の民家が現代の生活様式に適さないのは真実です。
このままではいずれ、古い民家は必ず姿を消してしまうでしょう。
こちらも建築に対する専門的知識がないため、
正しいアドバイスを出来ずにいるのが現状です。
近いうちに飛騨にも大きな地震が来ないとは限りません。
その際にも絶対大丈夫だとは、無責任には言えません。
民家調査に赴く度、力不足を感じる日々でした。

それでも失われてしまってからでは遅く、
いえ、いつか失われてしまうとしても、
せめて次の世代に選択肢を残すことは、とても大切な事だと思っています。
飛騨という地域への誇りを守ることにもつながるでしょう。

抗いがたいものに対して、出来ることはほんの僅かかもしれませんが、
今後も出来ることの数を増やしながら、出来ることを続けていきます。

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最後になりましたが、
先週の2011年東北地方太平洋沖地震において
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
そして被災された方々、およびその縁故の方々、友人の方々に、
心よりお見舞い申し上げます。

東北のいくつもの町のふるさとの景観が失われていく光景を、
映像を通して目の当たりにしたとき、
強い衝撃と言いようのない切なさで胸がいっぱいになりました。
自分には何が出来るだろうと本気で考えさせられました。

飛騨で出来るだけの取り組みは行いたいと思います。
被災地の皆様、どうかその過酷な状況に負けないで、頑張ってください。
一刻も早い復興を心からお祈りいたします。

dgjp


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mzb
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