Hida Satoyama Cycling blog

拠点とする飛騨古川を中心に飛騨地方の話題を交えてその日その日を書き綴ります。

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飛騨山之村でのわらび粉づくり

11月28日(日)、飛騨の最北端、標高約1000mに位置する、天空の隠れ里・山之村で「わらび粉づくり体験」が行なわれました。弊社と地元の山之村夢づくりの会、すずしろの会の主催で行なわれました。

皆さん、わらび粉というものはご存知でしょうか?
わらび粉というのは、わらびの根から取ったでんぷん(ハナともいう)の粉のことで、その粘着性から昔は和傘などの糊として重宝され、現在はわらび餅などの高級和菓子に使われています。山之村では昭和30年代に生産が終了し、その後は昭和60年に山之村小中学校で研究発表のために実践が行なわれたのが最後で、今回25年ぶりのわらび粉づくりとなりました。

当日は小雨がぱらつく寒い一日となりましたが、県内外からの参加者や地元の方も含め40名もの方が集まり昔ながらの方法でわらび粉づくりを体験しました。

講師として、山之村で生まれ育ち現在でも自宅で豆腐作りをするなど昔ながらの生活の達人下林津谷子さん(82歳)をお迎えし、まず最初に下林さんから昔使っていた道具の説明を交えながら、わらび粉づくりの手順について説明を受けました。

下林のばあちゃん
山之村の暮らしの達人、下林ばあちゃん

わらび粉を作る作業というのは、1.わらび掘り、2.根の水洗い、3.わらび打ち、4.打った根を水で洗ってハナを分離させる、5.乾燥させてハナを取り出す という作業に大きく分けられ、通常4~5日かかるのですが、当日は「3.わらび打ち」から「4.打った根を水で洗ってハナを分離させる」作業までを体験しました。


「わらび粉づくりの様子」

わらびの根
これが、わらびの根です。事前に山に根を掘りに行き、その根についた泥を一本一本洗い流しておきます。ここまでが一苦労なのです。

わらび打ち
わらび打ち。3~4人で槌で根を叩くと、中から粘り気のある白いでんぷんの固まり(ハナ)が出てきます。ある程度叩いたらヘラで中央にかき集め再度叩き、これを4~5回繰り返しました。

根洗い
叩いた根は水で洗ってハナを分離させます。そのあと、すだれやザル、綿袋を使ってこし、余分なゴミを取り除きます。


ハナの沈殿
ゴミを取り除いたあとの水。今日の作業はここまで。ハナを沈殿させるために一日程おいておきます。

わらび粉づくりの作業は午前中に終了し、そのあと近くの中井旅館に移動しての昼食タイムとなりました。

「昼食・交流会」

昼食風景
食事は寒干し大根などの生産活動を行なっている地元の女性グループすずしろ会のメンバーのかたが食事を用意してくれました。

寒干し大根
メニューは味ご飯、味噌汁、山之村特産の寒干し大根、わらび、ゆず味の大根サラダなど。山之村の豊かな山の幸を堪能しました。

わらび粉試食
その後、事前に試作しておいた平成22年もののわらび粉の試食をしました。これは、水の量が少なかったためか少し色がくすんでいますが、他の方のはもっと透明で艶のある色でした。

小学生
地元の小学生。わらび粉の味はいかがでしたか?

つくださん
中央に立っている女性は、東京からはるばるやって来てくれたお菓子作りの先生、つくださちこさん。
お菓子に使われている原料が実際にどのように作られているかを確かめたいと参加されました。
つくださんのブログ「和菓子 薫風のブログ」はこちら


天候の悪い中、遠いところから参加していただき本当にありがとうございました。
山之村の外から多くの方が参加していただいたことで、地元の方もとても感激しておられ、自分達の文化のすばらしさに改めて目を向けていただくきっかけになったように思います。

「わらび粉づくり体験」の詳細は、近日中にひだ山村・民家活性化プロジェクトのHP(http://www.chura-boshi.com/minka-hida.php)に掲載予定ですので今しばらくお待ち下さい。
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コメント

わらび粉づくり、楽しそうですね。
参加したかったのですが、鯉の引っ越しでした。
残念です。

たくさんの方が参加されていたようで、なによりです。

これを機に、山之村でわらび粉づくりが盛んになり、たくさんの方が興味をもってくださるといいですね☆

わらび粉100%のわらび餅が食べてみたいです。

  • 2010/12/01(水) 21:44:50 |
  • URL |
  • 観光協会 尾崎 #-
  • [ 編集 ]

山之村

懐かしくて珍しい風景ですね。
くずやわらび粉も飛騨の山村でも見かけなくなりました。
若い人たちとの交流を通して引き継がれていくといいですね。

私も山之村へは度々訪れて、寒干大根やぜんまいやわらびを干しているところに良く出合いました。
数年前に天蓋山に登った帰りに山之村に立ち寄ったときのことを思い出します。
自然は厳しいけど、心豊かな暮らしをしている村だと感じました。
暇があったらその時の風景をご覧ください。
http://ozone.life.coocan.jp/200606index.html

  • 2010/12/02(木) 16:43:12 |
  • URL |
  • 山里の住人 #-
  • [ 編集 ]

尾崎さん

鯉の引っ越し、お疲れさまでした。
瀬戸川に鯉がいなくなって、ちょっぴり寂しいです。
わらび粉はたくさん出来たので、今度是非試食に来て下さい。

山里の住人様

コメントありがとうございます。
山之村でのわらび粉づくりが、これをきかっけに引き継がれていけば本当に嬉しいです。

天蓋山は私も今年の10月に登りました。乗鞍や穂高や白山が見回せて本当に気持ち良かったです。

山之村では、今後も豆腐づくりや寒干し大根づくりの体験を開催していきたいと考えております。詳細が決まりましたら、このブログでもご案内させていただきますのでよろしくお願いします。

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